2013年4月2日火曜日

今年も高天原山荘へ



 こんにちは~、はる@です。もう4月、昨日から新年度に入りました。今年の東京の桜は、もう二週間も咲き続けているのですが、さすがに今日の雨で散ってしまうのかな。いやはや、長い間、楽しませていただきました。今年は三回も花見に行ってしまった。

 そうそう、今年の夏なんですが、昨年同様、高天ヶ原山荘に行くことに決めました。いつものように、短期バイト、約一か月滞在の予定なのですけど、募集状況によっては、6月末から8月末までの中期のバイトになるかもしれません。短期と中期ってどう違うの? っと、今年初めて山小屋でアルバイトをしてみようって考えてる方は思うでしょうけど、たとえば、高天ヶ原山荘を例に説明すると、かなりの違いがあることがわかります。たとえば入山時期と登山道の状況。

 短期だと、たいていは忙しくなってくる海の日直前に入山することが多く、今年だと7/15が海の日で月曜日。この週末の混雑が予想できるので(お天気によっは、期待はずれで誰も登ってこなかったりしますが・・・ ) 13日の土曜日に登って来てくれる?っていう話になりそうです(金曜は平日なので、まだ登山口までのバスの運行がないので)。太郎平小屋で、その週末お手伝いして、週明けに高天原まで移動という感じになるのかな。もう、夏山ですし、特に危険な所もなく高天原山荘までたどりつけるでしょう。行ってしまえば、働く環境はすでに整っているので、一か月間がんばるのみです。すでに小屋はお客さんで混雑しはじめているので、いきなり本番体制です。

 では、中期のアルバイトだとどうでしょうか?中期だと6月末の入山になるのですが、7月中旬過ぎの入山とは山の状況が大きく違います。そう、まだまだ北アルプスの特に北面や谷には、雪がふんだんに残っているのです。この、7月上旬というのは、この残雪の最後の雪解け時期になります。太郎から高天ヶ原山荘までは、いくつもの谷を越えていかないといけないのですが、谷にかかった、崩れやすい残雪のスノーブリッジを何度も通過して行かないといけませんし、まだ橋のかかっていない川も渡っていかないといけません。結構大変な道のりなのです。そして、なんとか小屋にたどり着いたら、男衆はしばらくは、草刈り機やチェーンソウ、燃料のガソリンなんかを背負って、登山道整備に山をかけめぐります。そのほか水源も確保しないといけませんし、川に橋も架けないといけません。まあ、まだ人っ子一人いない山を歩き回って、お昼に、まだ雪の残る雲の平を眺めつつ食べる、おにぎりの美味しさといったら・・・もう最高なのですが(笑)。

 まあ、これは極端な例かもしれませんが、すでに環境が整った上での、忙しい時の助っ人としての、短期バイトと、その他小屋や登山道の諸々のことにもかかわる中期~長期のバイトとでは、山小屋での仕事に対する感じ方も違ってくるように思います。

 今日の写真は、今年、山に持っていこうとおもっている電子機器。AppleのiPad miniとSONYのGPS。昨年までは10インチ液晶のiPad だったのですが、ちょっと重いので、今年からはmini君にしようと思います。iPad等のタブレット端末がいいのは、バッテリーの持ちが圧倒的にいいこと。10時間は裕に持ちますから。これに、音楽や小説、漫画、映画や語学の教材なんかをこれからばっちり仕込んで持っていきます。山小屋では、お天気の具合でぽかっと時間が空いたりすることもあるし、寝る前のちょっとしたプライベートな時間に楽しめるものがあると息抜きにもいいのです。小屋にはどこも小屋番さん、代々のバイトや、お客さんが置いて行った本がぎっしり詰まった読書コーナー的なものがあるので、初めての小屋では結構それだけで楽しめるのですが、たいてい一年目で読みつくしてしまいますので、3年目ともなると自前でいろいろ用意することになります。今はスマートホンも普及しているし、みなさんも使い慣れたスマホにお気に入りのものを入れて持っていくといいと思いますよ。昼間は小説を読むか、語学の勉強。雨の休日は映画、仕事終えてから漫画ってのが僕のパターンです。昨年は毎晩、寝る前に「荒川アンダーザブリッジ」を読んでたっけ。

 あ、そうそう、これを読んでいる方も、もし今年、高天原に来ることがあったら、ぜひぜひ声をかけてくださいね。

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